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歯周病でどんな場合に手術が必要になりますか?|横浜駅西口4分ミズキデンタルオフィス

非外科的な治療で改善しない場合には手術が必要になります。

近年、外科的治療や歯周組織再生術などの新しい技術が開発されて、歯周外科の治療は格段に進歩しております。

以前は歯周病が進行すると歯を失うことが多かったですが、現在は手術が出来る条件さえ揃えば、ある程度歯を残すことが可能です。

基本的に歯周ポケットが深くなってスケーリングやルートプレーニングでは歯石などの除去が十分に出来なくなった場合に手術が必要になります。
手術には歯ぐきの状態によっていくつかありますが、代表的なのは「フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)」と言い、麻酔をして歯肉を切開してスケーリングやルートプレーニングで歯根面の汚れを綺麗に取り除いた後に歯肉を元に戻して縫合します。
この手術は健康保険が適用されます。

手術時間は治療対象となる本数によって異なりますが通常は1時間程度で、縫合した糸は1週間後に抜糸します。

 

先ほど述べたフラップ手術(歯肉剥離掻爬術)の他にも腫れが引かない歯肉を除去する方法や、歯周ポケット自体を切除する方法、プラークコントロールが適切に出来るように歯肉や粘膜の形を変える方法などがあります。

しかしこれらの手術では1度破壊されてしまった歯周組織は元に戻すことは出来ません。
そこで最近注目されているのが、専用の人工膜(GTR膜)や「エムドゲイン」というたんぱく質を使って失われた歯周組織を再生する「歯周組織再生療法」です。

GTR法は保険が適用されるようになりました。手術後に健康な歯周組織が再生されるまでには1年から1年半ほど掛かってしまいます。

このように、歯周病の手術は進化を遂げております。「手術」と言われると「怖い」と思う人も居るかと思いますが、非外科的治療で改善しなければ、今や必要不可欠な治療となっています。

 

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