
【手術時間はどれくらいですか?入院は必要ですか?】
インプラント埋入手術は何時間も掛かるほど大がかりなものではありません。 手術時間は歯科医師の技術やスタッフの人数によって変わってきますが、手術自体はインプラント体を埋入する手術であれば1本約15分、3本でも20~30分ほどです。 手術前に口の中の消毒と感染対策の処置をするために30~40分ほど掛かりますが、手術後のレントゲン撮影や経過観察などの時間を含めると、来院から帰宅まで3時間ほどです。
納得のいく治療を受けるために知っておきたいインプラント~歯を失って悩んでいるあなたのための、インプラント情報ブログ~
インプラント埋入手術は何時間も掛かるほど大がかりなものではありません。 手術時間は歯科医師の技術やスタッフの人数によって変わってきますが、手術自体はインプラント体を埋入する手術であれば1本約15分、3本でも20~30分ほどです。 手術前に口の中の消毒と感染対策の処置をするために30~40分ほど掛かりますが、手術後のレントゲン撮影や経過観察などの時間を含めると、来院から帰宅まで3時間ほどです。
歯茎を切って、ドリルで骨に穴を開けて、インプラントをねじ込む。インプラント埋入の手術は痛そうな印象ですが、局所麻酔をした上で手術をするので、ほとんど痛みを感じることはありません。
人工歯が付けられると、数ヶ月に及んだインプラント治療もひと段落ですが、その後も年に1~2回は定期健診へ通うことになります。 定期健診では、口の中の清掃や歯周病チェック、自覚症状が現れにくいインプラントの異常の発見の他に、噛み合わせの確認をします。 残った天然歯は加齢とともにすり減っていきますが、インプラントは天然歯よりも硬くてすり減りが少ないので、噛み合わせがずれてしまうことがあります。 噛み合わせがずれたまま放置していると、天然歯やあごの筋肉を痛めてしまいます。
インプラント埋入手術にはリスクがあることも忘れてはいけません。 手術の成功率は95%以上と非常に高い数値ですが、その裏で泣いている患者さんもいらっしゃいます。 インプラント埋入手術の中でも多いのが、手術の際に下顎の中を通る神経に傷をつけてしまい、唇が麻痺してしまうケースです。 また、上顎の骨が足りていない状態で手術をして上顎洞という空洞をインプラント体が突き抜ける事故がありました。
インプラントを長持ちさせるためには丁寧な歯磨きを心がけましょう。 しかし、インプラントは歯と歯茎の境目あたりの根元の部分がくびれている構造になっており、天然歯と同様に汚れが溜まりやすくなります。やわらかい歯ブラシで丁寧に磨いて汚れを落とすだけでなく、歯ブラシの届きにくい歯と歯の間をスーパーフロスで掃除をしましょう。
通常のインプラント埋入手術であれば、手術当日から普段通りの生活をして頂いても構いませんが、手術をした場所には血のかたまりが出来て骨を覆い、傷口の治りや骨の再生を早めてくれます。うがいをするときは傷を刺激しないように軽めに行ってください。 また、手術当日は激しい運動をされたりお酒を飲んだり熱いお風呂に長時間浸かりますと、血行が良くなって傷口から出血してしまいますので控えるようにして下さい。お風呂もシャワーを浴びる程度でお願いします。
喫煙者は非喫煙者に比べて歯周病になる危険性が高いです。 外科手術であごの骨にインプラントを埋め込むのも同様で、タバコに含まれるニコチンがあごの骨や歯ぐきにある細い血管を収縮させることによって、十分な血流が届かなくなってしまい、骨の再生や傷の治りが妨げられます。 また喫煙者のインプラント埋入手術の成功率は非喫煙者に比べて10%程度低くなっています。 どうしても禁煙が難しい場合には、インプラント埋入手術前後の3週間は禁煙してもらっています。
ずっと歯が無かった場所にインプラントを入れると最初は異物感があると感じられる場合もありますが、これは比較的短期間で解消されます。 インプラントは骨に固定されているので、入れ歯で不自由を感じてきた人は食べ物を食べた時の噛み心地や味覚が格段に良くなり、自分の歯と同じ感覚だと言われています。 インプラントの状態が良ければ、違和感はないものと考えても差し支えはないでしょう。
ご高齢の方は健康であれば何歳でも出来ます。しかし、病気や服用している薬の兼ね合いから手術が難しくなります。高血圧や糖尿病の場合は、高血圧や血糖値のコントロールが必要です。 子どもの場合は、あごの骨は女性は16歳まで、男性は18歳を過ぎるまで成長し歯も少しずつ動きます。インプラントはあごの骨に埋めるものなので、完全に骨の成長が終わる20歳前後までは入れられません。 骨の成長が終わる20歳までは待ちましょう。
チタンは長期間骨の間に置かれても、体の中で悪影響を及ぼさないので、金属アレルギーを心配される方がいらっしゃいますが、ほとんどアレルギー反応を起こすことはなく安心して使うことが出来ます。 現在のインプラントもほとんどがチタン製で丈夫な上に人間の体と相性が良い素材なので、歯科のほかに人工関節にも使われています。